ごあいさつ

設立主旨

工学博士 牧野内 昭武 (理化学研究所 素形材工学研究室 主任研究員 現:理化学研究所 研究顧問 兼 当社最高技術顧問)

構造解析用のソフトウェアの重要性は、近年ますます増加しており、土木、建築、機械、材料、加工などの工学分野で無くてはならない道具となりつつあります。また、対象とする問題も、接触非線形問題や大変形問題、構造・流体の連成問題など、どんどん拡がりを持って来ています。

研究者が自分の研究の手段として開発した「研究ソフトウェア」と、現実の構造解析の問題を解くために多くのユーザーによって使われている「実用ソフトウェア」との間には大きなギャップがあります。そしてそれを埋めるためには、純粋な研究とはいえない、開発としての仕事が要求されます。これは論文になり難い「作業」としての性格が強く、そのため大学や研究所などの研究機関で担当するのは無理なのです。すなわちこれは企業のやるべき仕事です。

私は自分達で生み出したソフトウェアを育て、一人前にして市場に送り出すために、理研ベンチャー制度のもとに「株式会社 先端力学シミュレーション研究所」を設立することを決意しました。将来当企業から、工学・医学・科学などの分野で、世界の市場でたたかえる高度な非線形解析のための実用ソフトウェアシステムが次々と巣立って行くことを思い描いています。

設立に関する新聞記事

ご挨拶

代表取締役社長  常木 優克 2015.6.26就任

理化学研究所 素形材工学研究室の主任研究員であった牧野内昭武(現:理化学研究所 研究顧問、当社最高技術顧問)が、理研ベンチャー制度の認定を得て、1999年4月2日に設立されました。当社は設立以来、理化学研究所の研究成果を普及し事業化を図るなど、社会的貢献度と収益的貢献度のバランスを図りながら、プレス加工分野だけでなく樹脂射出成形や技能継承にも対象分野を拡大するなど、顧客のニーズに基づき対象分野の拡張を核にした事業戦略を展開して参りました。
その後、社会情勢の変化や技術の進展に対応すべく、平成22年度に新中長期経営計画構想を構築致しました。

新中長期経営計画構想に於いては、ものづくり分野を主軸にCAE(数値解析技術)とCAD(形状操作)とナレッジマネージメント(ノウハウDB)とを融合したトータルエンジニアリングを基盤技術として5ヵ年のロードマップを作成し、5年後に日本一のCAEブランドを実現する目標を立てております。

TRUE CAE

この計画を実現して行く上で、我々は理研発のITSInformation Technology on Science):即ち科学に基づいたITという大きな武器を持っております。それを核に下図に示すような多面的な事業展開を図っております。新中長期計画の実現の暁には、単なるソフトウエアの開発販売会社ではなく、ものづくりのソリューションを提供する会社として、真に豊かな社会発展に寄与したいと考えております。


ITSInformation Technology on Science